「当たり前!
 アンタと自分の命…じゃなくて、
 存在が掛かってるんだから」


それでも不安がるアタシに、
藍子は…


「何不安になってるのよ!
 いつものアンタらしくない!
 任せとけ!……親友だろ?」


「うん…任せた!
 アタシは、図書館に戻って本で調べるよ!
 ゴメン…こんなんじゃダメだよね…」


「フン。分かればヨシ。
 じゃ、明日の10時、アンタの家まで行くよ。
 また遅刻されたら困るからね」


「イ~ダ!そんなに毎日遅刻してる訳じゃないもん!」


べ~!ってやってから笑う。

そんなアタシを見た藍子が…


「そうそう、アンタは笑っている方が似合ってるよ」


照れる事を言ってくれる…

うれしくなったアタシは照れ隠しで
藍子の背中を叩いた…