忘れたら…終。

「多分、昨日の幽霊だよ……。
 だって、次はお前等だって言ってたじゃん…」


「!?アハハハ!そんな訳…」


「あるかもしれないでしょ?」


「……うん……」


「でもま、まずは、郁の家にでも言ってみる?
 私等の思い違いかもしれないしね」


そう。思い違い…

そうであって欲しい……。



「…うん!」



そう言うと、藍子とアタシは、
図書館から10分程にある、
郁の家に向かった…