逢が下を向きながら、
「そうだよ。汚してきたのは俺たちだよ。俺の親ですら本当くだらないことで、いつもケンカするし、アンタの言う通り汚い生き物かもしれない。でも………」
神が逢に目を向ける。ゆっくり立ち上がって、顔上げる。逢の紅く灯っている瞳で神に向けた。
「生きるってそんなキレイごとじゃないと思う。生きたいように生きて何が悪い??たとえそれが滅びる道を歩むことになっても……大切なのは『生きた証』を残すこと。」

神が
「くだらない!!ただの偽善だ。お前たち人間に何ができる。私を倒す力のない人間が!!」
手のヒラを逢に向ける。手の回りには六つの小さな玉ができる。神の腕に光に包まれる。凪
(ヤバい!!)

「神光」
光が逢に向って飛ぶ。
逢に当たる瞬間
(やっぱりダメか。)叫んだ
「いでよ!!『闘神・阿修羅王』」
逢が今まで見たことのない深い闇に包まれる。