ネオが神と防戦しながら、
(さすがに、私だけではコイツに勝てない。やはり倒すには、もう一人の神『鬼神』の力が必要か。しかし、鬼神の召喚には、逢の肉体を捧げなければならない。)
神が
「神斬」
刀を振ると、そこから光のエネルギー波が出る。
ネオの龍の体が吹飛ぶ。
神が、
「神封じ!!」
神がネオに向って刀を投げる。それがネオの身体に突き刺さる。
ネオ
(なんだ??体が動かない。)
ネオの動きが止まった。

「その技は、お前たちのために創った技だ。しばらくは動けまい。」
逢が神に飛掛かる。
神が体に力を入れるだけで逢は飛ばされた。
神が虫けらを見るような目を逢や凪に向ける。
「なぜだ??契約者、いや愚かなる人間よ。
分からないのか??お前たち人間は欲望や富や権力のままに争いを生み、この人間界を醜いモノした??」
神が優しくも哀れんでいる目を向ける。
「人間はこの人間界をダメにした。それを何もしないで見ていた鬼神界も龍神界も同罪だ。だから、私がこの人間界をリセットして、三世界の神になろう。完璧な神へ。」


「……。」
(確かに、この世界を汚してきたの人間。神の言うことも分かる。)