鬼と龍

その影の気配はなかったらしく、そのまま床についた。

夢の中で、
黒く紅い火が、目の前にあった。

その火から、
「よう!!」

(シュラの声だ!!)

「なんだよ。」

「一つ言い忘れていたことがあってな。お前が回りの人を巻き込みたくないか??」

「当たり前だよ。」
(なんで??大事なことを今言うかな??まったく)
「やっぱり!!だから、刀を地面に刺して、
力を込めれば、別世界になるから。」

(なんだよ。そのRPGのお決まりは!!)

「分かったよ。あと、約束を絶対守れよ。」
そう言うと、火は消えて、真っ暗になり深い眠りについた。