鬼と龍

凪が、ボロボロになりながら、獣(逢)の攻撃を躱していた。
(ヤバい。もう動けない。)

黒く闇に染まった爪が向かってくる。

(アレ??なんだろ??すごくゆっくりに見えるし、はっきりと鼓動が聞こえる。)
銃を構えて
「ライカ。」
それが直撃した。
獣の動きが止まった。
日が沈んだみたいだった。
ふ~っと息を吐く。

(疲れた~。ホントにヤバかった。最後のなんだろ??)

鬼神が
「お疲れだったの~。じゃ~、戻るかの~。」

凪が
「逢は??どうするの??」
鬼神が
「あのままじゃ、詳しいことは、家で話そう。」

家に戻った。途中で竜神が張っていた結界を解いて、合流した。