鬼と龍

家に帰ってすぐに逢はブレスレットの声に話しかけるように、
「オイ!!」
親しみやすい口調で、
「何だよ。」

「お前なんだよ??」

それから、シュラは三つの世界のことや、宝玉のこと、さっきの化物を〈影〉ということや、すべて話した。

「影にはゴールド、シルバー、ブロンズという強さになっていて、さっき倒したのは、ブロンズだ。」

逢は、少しだけため息をついた。

「俺の体の身体能力がアップしたのか??」

「いいや。俺が力を入れない時は、いつも通りだ。」

「そうか。」
少し考えことをして

「あと、回りに人がいる時にしゃべるなよ。」

「一応気をつける。」
(一応かよ。まぁ~、鬼なのにおしゃべりな性格ポイし。)