鬼と龍

凪が銃を出すと驚いた。
前までは、西部劇で使うようなレボルバーの銃だったのが、
柄が長く、黒いボディで、現代風になっていた。
「これが私のための武器??」
ネオが
「そうだ。」
凪がニッコリと笑って
「殺す!!」

しっかりと鼓動が聞こえてくる。前よりも簡単に合わせられる。
銃がエネルギーを溜め始めた。

「ライカ」
レイがその瞬間槍を凪に向けて、
「重鎖(ジュウサ)」
銃が下に向いた。
いつもよりも強い電撃が放たれた。しかし、地面に当たっただけだった。
逢が
「何やってだよ。」
凪が
「違う、いきなり銃がものすごく重くなった。」
ネオが頭の中で
(破壊者??いやさっきの力を見ると破戒者!!理(コトワリ)を破り戒した者!!つまり……)
ネオが
「気をつけろ。ソイツの力は、重力を操る力だ。」
レイが笑って、
「そうだ。人間の重力に引張られという理(コトワリ)を破り戒した者だ。」