「壱耶!ごめん、大丈夫?でも、引っ張った壱耶も悪いんだからね!」 「…いいから、早く俺から降りろ」 あ、私壱耶に乗ったままだった。 私は素早く壱耶の横に座る。 ドアが、自動で閉まった。 すごいよ、リムジン。 なんか、タクシーみたい。 あ、リムジンに失礼か。 「出発しますよ」 「行っちゃって~☆」 央眞の言葉と同時に、リムジンは動き出した。 「…壱耶、怒ってる?」