「お車でお送りします」 「そうしよっか」 「そうだな、魅羽はどっちが良い?」 「私?断然車!外暑いもん!」 もう暑いのは懲り懲りだ。 「じゃあ車にするか」 「ほら、二人共乗って!!」 「分かってる、央眞うるさい」 「なっ…壱耶ヒドいっ!」 わざとらしく泣き真似をする央眞。 その横に、壱耶がドカッと座る。 「ほら魅羽、こい」 「うん…え?」 …ちょっと待って。