ー壱耶ー バキィッ、とヤンキーを殴る。 ふっ飛んだヤンキー。 「ちょっ…壱耶!」 魅羽が俺を止めた。 「もう大丈夫だって!」 魅羽はそう言うけど、俺の怒りは止まらない。 一人で先に帰った魅羽が心配で見に来たら、こんなことになってた。 俺が一緒に帰っていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。 自分に腹が立つ。