「壱耶!」 振り返ると、壱耶が立っていた。 「魅羽、なに立ち止まって…」 壱耶は私の足下を見た。 「魅羽、こいつ等どうしたんだ!?」 「え?あ、闇討ちされて」 「お前は怪我してないな!?」 「うん、大丈夫だけど…」 私が言うと、壱耶がヤンキーの一人を持ち上げた。 「この野郎!!」 バキィッ