「魅羽、優真、話し合いなんだぞ」 壱耶の言うことはもっともだ。 「すいません」 「すいませんっ」 私と優真君が頭を下げる。 「…気をつけろよ」 あれ、壱耶機嫌悪い? 「ねぇ、なんで壱耶機嫌悪いの?」 私はこっそり拓兎に聞いた。 「魅羽、鈍いな」 そう言いながら、拓兎は小さい声で笑った。 「どういうこと?」 よくわからない。 「話し合いを始める…先ずは、ライバルチームの『滝的グループ』について」