反対側の私の隣に、優真君が座った。 「横、いいですか?」 「いいよ!優真君!」 「ありがとう、魅羽さん」 ちょこんと座っている優真君は、弟みたいですごい可愛い。 なんていうか、ウサギみたい。 髪の毛ふわふわだし、目は大きいし。 「本当に、可愛いね。優真君」 「そんなこと言われても嬉しくないですよっ」 ぷくうっと頬を膨らます優真君が可愛くて、ついつい頭を撫でた。