頭の上から甘ったるい声が聞こえた。



上を見ると私の上に被さる形でお兄ちゃんの体があった。



…邪魔だなぁ、全くっ。



「遊羽!朝あったばっかりだよ?も~♪」



なーんてイチャつく2人。



やれやれ…。



「レイン、魅羽ちゃん、結菜ちゃんおはよー☆」



そう言いながら、央眞が前の席をくるっと回転させてレインの前に座った。



「お、いーことすんね、央眞くん」



言いながら、お兄ちゃんも結菜の前に座る。



「おはよ、央眞…朝あったけど♪」



「まーね☆でもやっぱレインは可愛いなぁ」



ふふっと笑う央眞。



「もー…恥ずかしいよ」



そう言って顔を赤らめるレイン。



みんなラブラブだぁ。



「魅羽、前座っていいか?」