最強ヤンキー☆




「壱耶が好き」



だから…



「壱耶に、ついて行く」



私の言葉に壱耶は目を見開いた。



「それにね?」



私は壱耶の指に自分の指を絡めた。



「魅羽?」



「壱耶は、最強なんだよ?だから大丈夫」



私が言うと、壱耶は首を振った。



「俺は最強なんかじゃない…」



弱々しく呟く。



「だったら」



私は指に力を込めた。



「私と壱耶で、最強なヤンキーになれば良い」



「っえ…?」



壱耶は驚いて顔を上げた。



「子供だって、私と壱耶の子供だよ?最強に決まってる」



私はきっぱりと言った。



「魅羽…」