「ハンバーグ!」



即答かよ。



しかもハンバーグって…



「かなり、お子ちゃまだな」



「好きなんだからいいじゃない!」



魅羽はふんっと顔を背けた。



なんでこんな可愛いんだ?



「シェフ!今すぐみんなの分のハンバーグ作ってきて!」



央眞が叫ぶ。



「わかりました」



そう言って、シェフはキッチンに戻った。



すげぇな、この家。



改めて実感する。



魅羽の方をみると、さっきの9人と喋っていた。



魅羽はうまくやっていけそうだな。