それから、あっという間に保健室まで引っ張られた。



コン コン



「どうぞ~」



「失礼します」



ガラガラガラッ



「あら、相模さんに中嶋さん!よく来てくれたわ~♪」



高遠先生は私と結菜を椅子に座らせると、昨日とは違うお菓子を出してくれた。



そして、お茶も出してくれた。



「で、どうだった?」



高遠先生がニマニマしながら聞いてくる。



「え…何のことですか?」



「篠咲君よ、篠咲君!あのキャンディ、どうだった?」



キャンディ…



「え…魅羽!?」



「中嶋さん…!?」