ー魅羽ー



「ふぁ…」



眠い。



「どうしたの魅羽、寝不足?」



「結菜…うん、まぁそんなとこ」



私は頷いた。



「でも、顔色かなり悪いよ…保健室行く?」



保健室…



ズキン



保健室のことを考えると、昨日の壱耶とレインのことを思い出してしまった。



「大丈夫だよ…」



私が俯いて言うと、結菜は私を引っ張った。



「へ…結菜!?」



「いいから、保健室行くよっ!!」



「で、でも…」



「いいから、行くのっ!!」