「はぁ?」
思わず、間抜けな声が出た。
「将来俺のチームに入るくせに!!」
「チームって…」
「親父…壱耶までマフィアにする気?」
兄貴がまたため息をついた。
「だって、部下はいっぱいほしーだろ?」
嫌だね、部下になるなんて!
ドンッ ドンッ
目の前に置かれた大盛のご飯。
「はいはい、はやくご飯食べてね!」
「紫菜~♪」
「汐っ♪」
イチャつき始める2人…
はぁ、気持ちわりぃ
No.1マフィアのボスとは思えねぇな。
「壱耶、早く食え。目が腐るぞ」
「おう」
俺は、苺ミルクキャンディを見ながらコロッケを口に放り込んだ。