顔を上げると、扉のところに夜羽が立っていた。 「夜羽…何でもないよ」 私は、顔を隠しながら言った。 「お姉ちゃん…嘘つかないで」 夜羽が近づいてくる。 「…嘘なんて…ついてないよ?」 私が言うと、夜羽が私の背中をポンポンと撫でた。 「お姉ちゃん、自分に正直になりなよ」 「え…?」 思わず、顔を上げる。 「ご飯、今日はハンバーグでいい?」