「そっかって…それだけ?」 レインの質問は、私の心を読んだみたいだった。 「それだけ?って…そっ、それ以外何があるんだよ!?」 「────!」 『それ以外に何があるんだよ!?』 そうだよ… 壱耶は、私が心配したって聞いても何とも思わないんだ… ポロッ やば、涙出ちゃった…! ハンカチを取り出そうとスクバに手を突っ込む。 グシャッ