出てきたのは、確かにレインだった。



だめだよ、盗みぎきなんて…



悪いってわかってても、聞き耳をたててしまう。



「来てくれてありがとな」



「いいよ、気にしない気にしない~」



レインは、金髪は翻してくるっとまわった。



「あ!壱耶、魅羽が心配してたよ♪」



え!?



私!?



「は!?魅羽が俺のこと心配…!?ふ、ふーん、そっか…」



ズキン



そっかって…