「はいレイン、教科書」



「ありがとう、魅羽♪」



にっこり微笑むレイン。



「どういたしまして♪」



そう言って、私はシャーペンを握った。



ブワッ



風で舞い上がるレインの金髪。



さらさらだ…



ツキン



なんでだろう…胸がチクチク痛い…



痛む胸を押さえながら、私は授業を受けた。