振り向くと、亮さんが立っていた。 「具合はどう?魅羽ちゃん」 「亮さ…違った、海堂先生!全然大丈夫です!」 私が言うと、亮さんはクスッと笑って私の背中を押した。 「次の授業始まるよ、今日は数学が2回あるからね」 「はい!行こっ、結菜、レイン!」 「うん!」 「行こ!」 私と結菜とレインは席に戻った。 「では授業を始めます」 さっきしまったノートと教科書を出す。