男子がヤンキーに渡したのは、小さなカードだった。



「さんきゅ」



そう言って、ヤンキーはカードを門の一部に差し込んだ。



ガチャガチャガチャン



「行くか」



スタスタと、中に入っていくヤンキー。



「ほら、魅羽ちゃん達も行こう!」



「え…ひゃっ!」