レインは嬉しそうに私の横に座った。



壱耶が休みだから、空いてる席。



…なんか、胸が痛い?



病気かな?



「魅羽、結菜、よろしくね」



レインはふわっと笑った。



「うん、よろしくね♪」



結菜も嬉しそうに笑った。



「レイン、よろしくね♪」



私も笑った。



「次は数学ですね。皆さん準備してください」



数学かぁ…



やだなぁ…



「あ、教科書無いよね?」



私は数学の教科書を開いて、レインにも見えるように机と机の間に置いた。



「ありがとう、魅羽」



「いいよ♪」