ガラガラガラッ 「あれ、壱耶と央眞がいない…」 央眞の席を見ながら、私は席についた。 「よぉ、魅羽!」 「おはよ♪遅かったな」 「旭、拓兎!おはよう!」 私は結菜のチョコクッキーをかじりながら言った。 「俺にもクッキー頂戴!あ、今日転校生来るんだってよ!」 「知ってる、レインでしょ?」 私は旭の手にチョコクッキーを乗せた。 「レイン?レインって…透菜 レインか?」