後ろから響く、さっきの女子の悲鳴。



「ど、どうしました!?」



「いた…い…」



床に手をついている女子。



…バケツ?



つまずいたのかな?



「大丈夫ですか?」



そっと手を差し出す。



「あ…ありがとう!」



よいしょ、と立ち上がる。



「本当にありがとう…!あの、名前聞いても良い?」



「うん!私は中嶋 魅羽!あなたは?」