「その言い方止めろ。キモイ」 こいつ、わざとやってんな? 『はいはい…で、何?』 「今、何処にいる?」 『俺?俺は屋上前の階段にいるぜ?』 「はぁ!?」 俺は慌てて屋上の扉を開けた。 「よぉ」 扉の向こうには、笑いながら携帯を握った央眞が立っていた。