パニクってる壱耶に事情を説明する。 「は?え…執事?」 目を丸くする壱耶。 私はこくっと頷いた。 「ふざけんな!ぜってーやんねぇからな!!」 壱耶はガタッと立ち上がって、央眞を睨んだ。 体育祭の時ので、みんなは壱耶がヤンキーだと知ってる。 でも… 「いいじゃん!やれよ篠咲~♪」 「絶対似合うって!!」 「写メらなきゃ~!!」 …すごいなぁ、このクラス。 怖がるどころか壱耶で遊んでるし。