「何だい?高橋君」



「篠咲君が執事やりたいっていってます」



央眞の言葉に、みんなが一斉に壱耶を見る。



もちろん私も。



「ふぁ……な、何だよ?」




やっと起きた壱耶はキョロキョロと辺りを見回す。



「篠咲君、やりたいんですか?」



亮さんが壱耶に聞く。



「え、何が…」



「やりたいんですか?」



亮さんの無言の圧力。



「は、はい…?」



壱耶は頷いた。



途端にみんなが大騒ぎした。



「な、何なんだよ!?」