「そうだよ?」



「だったら、最後くらい目立ちたいじゃねーか」



俺は、恥ずかしくなって魅羽から顔を背けた。



「だから私を代表にしたの?」



「…まぁな」



「じゃあ許す!」



そう言って、魅羽は笑った。



「…今日、優勝できて良かったな」



俺は、赤くなった顔を隠しながら言った。



「そうだねっ♪」



俺と魅羽は、顔を見合わせて笑った。