私が叫んだのと同時に、壱耶が陵に追い付いた。 抜くか抜かれるかの勝負。 「頑張れ…!」 私は拳を握りしめた。 2人はほぼ同時にゴールした。 『これは、どちらの勝ちでしょうか…?』 放送委員もわからないみたいだ。 放送委員のところに、ゴール係りの男子が走っていった。 運動場は静まり返った。 『結果が出ました!!1位は…』