「何?お兄ちゃん」 「弁当、テーブルの上に忘れてた」 「うそっ!ありがとう!」 「別に良いって、投げるぞ?」 「うん!」 私はお弁当箱を取るために身構える。 「よっ!」 お兄ちゃんの投げたお弁当箱はゆっくり私に向かってくる。 取ろうとした瞬間、リムジンがグラリと揺れた。 「うわわっ」 バランスを崩した私は、床に倒れ込んだ。 「魅羽っ!!」