走って壱耶達のところまで戻る。 「どうしたんだ?」 「結菜が一緒に帰ろうって!」 「良かったな。でもなるだけ早く帰れよ?」 壱耶はスクバを私に渡しながら言った。 「わかってる!拾ってくれてありがとね!」 そう言って、結菜のところに戻った。 「お待たせ!行こっ!」 「うん!」 「あの、すみません」 歩きだそうとしたとき、後ろから声をかけられた。