「ひどっ!…ちょっ、魅羽っ!」 「何?」 「横…っ」 横? なんだろ。 くるっと振り返る。 「な!?」 横の席には、昨日のヤンキーが座っていた。 「な、なんで…っ」 ヤンキーは、私にしか聞こえないような小さい声で言った。 「よろしくな?」