ー魅羽ー



「壱耶、体育委員会行こっ」



私は寝てる壱耶の肩を揺すった。



「ふぁ…わかった…」



欠伸をしながら、壱耶は立ち上がった。



「眠…」



「眠いでしょうけど頑張ってくださいねぇ」



「あ、亮さん!」



「こんにちは、魅羽さん」



あの日以来、亮さんは私の事を魅羽さんって呼ぶようになった。