「海堂さん、あんまり魅羽に触んないでください」 ぐいっと、壱耶が私を引っ張った。 「へぇ…前のボスにそんな口きくんだ?」 「関係ありません」 壱耶はキッパリと言った。 「ふーん…」 そう言うと、亮さんは壱耶の耳元で何かを言った。 「てめぇ…!」 壱耶が急に亮さんに殴りかかった。 「ちょっ、壱耶!?」