ー魅羽ー



「ふぁ…ぁ」



「眠い…」



朝。



昨日の夜騒ぎすぎたせいで、かなり眠い。



教室のクラスメート達は、知らない人ばっかりだ。



唯一の知り合いが、私の前でチョコクッキーを頬張る結菜だけ。



「結菜、本当にチョコクッキー好きだね」



「そぉかな?普通じゃない?」



「朝からチョコクッキーなんて絶対無理」



私は首を振った。



「おいしいのに…」



結菜は、そう言ってまたまたチョコクッキーを口に放り込んだ。



「結菜!先生来たよ!!」