「わかりました」 そう言って、零希君が歩き出す。 私の席の後ろに作られた、零希君の席。 ガタ… 零希君が座ったと同時に、樹希君が歩き出す。 女子達が、我先にと握手を求めている。 笑顔で握手する樹希君。 なんかもう、芸能人みたい。 樹希君が向かう先を見て、私は気づいた。 あれ、樹希君の席って… 「よろしく!」