ー壱耶ー 「ただいまー」 「あら、お帰りなさい。なんか嬉しそうね」 流石母さん。 何でもお見通しだ。 「別に、今日の夕飯何?」 「カツカレーよ」 「わかった」 そう言って、足早に二階の自分の部屋に向かう。 ベッドに倒れ込む。 「久しぶりだったなぁ…」