愛を背負いながら、央眞が言った。 「ああ、かなりのレベルだ」 俺の殴り受けて気絶してねえ奴なんて初めてだ。 いや、央眞は倒れすらしなかったけど。 「魅羽ちゃん、心配しないでね。壱耶手加減してるから」 なんでこいつ、俺の考えてることわかるんだ? 「なんでわかんだよ?」 「ん?壱耶のことが好きだ・か・ら」 央眞は笑いながら言った。