前を見ると、学校の門が目に入った。



走って靴箱まで行って、教室まで走る。



3年は3階だから、階段がキツい。



「遅刻ですか!?」



私と旭は、同時に教室に入った。



唖然としている、教室のみんな。



「中嶋さん、霧夜君、二人とも遅刻です」



ガックリ



私と旭は肩を落とした。



「走って損したな」