「大丈夫?優真君?」 「ご、ごめんなさ…ひっく…うっ…」 私は優真君の頭をよしよしと撫でた。 「ありっありがとございますっ」 優真君は持っていたタオルで顔を隠した。 小さい肩が小刻みに揺れる。 私は優真君を抱き締めた。 「え、み魅羽さん!?」 「大丈夫だよ…大丈夫。みんな無事だし、怪我もしてないよ」 「は、はい…ありがとうございます」 私の腕の中で頷いた優真君。