「ちょっと位、いいじゃなぁ~い。高校生だよ?青春真っ只中だよぉ? 遊ぼうよぉ。ねっ?ねっ? 彼氏出来るチャンスだよぉ?」 何だかブリブリしながら、青春を強調してるし…。 「分かったよぉ…。行くよぉ。水月が泣くから、同伴してあげる。」 「子供じゃないんだからさぁ…。 明日の10時に〇〇駅の西口に待ち合わせね?」 「はいはい。」 あまりに一生懸命に話す水月が可笑しくて、吹き出しそうになりながら返事をした。 でも、この出会いがあたしを変えてくれるなんて、この時はまだ知らなかったんだ…。