PURE ~ずっと忘れない~

タッちゃんと別れてから、再び窓の外に目をやって、ぼんやりとしてた。


学校にいたら、あっという間の一日も、何もしないと、こんなにも時間が長く

感じられる。


「いらっしゃいませ。」

お客さんが入ってきた。


「亜紀ちゃん?」

えっ…!?

振り返ると、そこには、工場らしき制服を着た、直樹君がいた。