PURE ~ずっと忘れない~

「悲しむ…?」

「そうだよ?直樹君はきっと、亜紀の幸せを祈ってる筈だよ?

亜紀が幸せに生きる事が、直樹君への供養だ。

生きるんだ。今は辛いが、必ず幸せも待ってるから。」

「そうよ、亜紀。

亜紀が死んだら、私一人ぼっちになっちゃうよ。

そんなの嫌だからね?」

お姉ちゃん…。

お父さん…。

「ごめんなさい…。」

「明日、通夜だろ?体を休めなさい。

お葬式だって有るんだから…。

直樹君に、いっぱいさよならしてきなさい…。」

「うん…。

お風呂行ってくるね。」

「亜紀、今日は、私と一緒に寝よ?
昔みたく。」

「うん。」

直樹君、ごめんなさい…。

一人にさせちゃうけど、あたしはまだ、そっちに行けないや。

あたしは、直樹君の分まで、生きるよ。
直樹君の分まで、幸せになる。