PURE ~ずっと忘れない~

直樹君のアパートに着いた。

まだ、口を開かない直樹君に、あたしはどんどん不安になる。

ガチャッ。

「お邪魔します…。」

玄関で、パンプスを脱ごうとした時、

直樹君が、あたしを後ろから抱きしめた
「んな、色っぽい格好で外をうろつくなよ…。俺の為にお洒落したの嬉しいけどさぁ…。

スゲェ綺麗だよ、亜紀…。

俺を…挑発し過ぎ…。」