そんな時、ランプが消えた…。

一瞬にして、あたし達に緊張が走った。
中から先生が出て来た。

お父さんが立ち上がり、先生の側に行き頭を深く下げた。

「手術は成功しました。時間も余り経ってなかったのが、

幸をそうしたのでしょうね?

ただ、左側に麻痺が残るでしょうね。

リハビリ次第で、かなりマシにはなりますが、元の様にはいかないかも知れませんね…。」

「そうですか…。

有難うございました。」

あたし達も頭を下げて、お礼を言った。